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50代は、公私にわたって人生の折り返しを意識する年代です。
貴方は既に認識してますか? まだですか? なぜですか?

- 終活の目次 -

CONTENTS

終活とは何か?

そもそも終活とは何のために行うのかを理解します。

終活
1

早わかり終活5か条

「さ行」は抑えるべき終活ポイント5か条
「か行」は備えるべき終活ポイント5か条
「あ行」は避けたい5か条を理解します。

終活
2

なぜ60代からの終活なのか?

60代で終活を始めるべき理由を理解します。

終活
3

なぜおひとり様の終活なのか?

おひとり様の終活に必要な内容を理解します。

終活
4

一般的な終活とは?

巷によくある一般的な終活の問題点を理解します。

終活
5

終活についての悩み

終活を行っている方はどのような悩みも持っているのかを理解します。

終活
6

終活とは何か?

文字通り、人生を仕舞うにあたって生前に備えておく活動全般を指します。

一般的には遺言書やエンディングノートの作成、相続財産の調査等から、自身の葬儀やお墓についての希望・要望等が終活と認識されています。

これらすべてに共通することは、生前整理というジャンルに括ることが出来るという点です。

即ち、終活とは「生前整理に始まり」「生前整理に終わる」ものと言えるのです。

早わかり終活5か条

まず、終活の準備に入る場合、具体的に意識すべきもの抑えておくべきものを整理する必要があります。

多少こじつけですが、抑えておくべきポイントをまとめますと「さ行」でまとめることが出来ました。

「さ・し・す・せ・そ」で始まる終活のポイントとは?

抑えておきたい終活の5か条

さ ⇒ 祭祀承継
し ⇒ 心身の健康、仕事、事業承継、死後事務委任
す ⇒ 住まいの選択、スマホ(SNS)の仕舞い方
せ ⇒ 生活支援、成年後見
そ ⇒ 葬儀、相続、贈与

※すべてに共通する終活の基本として

この項目は、特におひとり様の場合は、次代に託すという前提が成り立ちません。

祭祀承継や、住まいの選択、スマホを始めとするSNS等の始末、葬儀や相続について何の準備もしていなければ、長い時間、周囲に迷惑や負担を課すことになります!

おひとり様が抑えておくべき終活の5か条

か ⇒ かかりつけ医を持つ
き ⇒ 緊急連絡先を持つ
く ⇒ 食い意地、食道楽を保つ
け ⇒ 警察と交流、警備保障との契約を検討
こ ⇒ コミュニティに参加

    (趣味、町内会、シルバー人材センター等)

家族と同居している場合は必須とは言いませんが、家族がいても単身赴任中や、親族と遠く離れて暮らすひとり暮らしの方にも当てはまることです。

メインは、正真正銘のおひとり様が備えるべき項目です。

共通するのは「外部との交流、接点の維持・拡大する事」の重要性です。

要は「孤独なおひとり様」であっても「孤立したおひとり様」ではいけないのです!

これだけは避けたい終活の5か条

あ ⇒ 後回しにしてそのまま放置する
い ⇒ 言うだけで行動に移さない
う ⇒ 後ろ向きな発言しかしない
え ⇒ 選り好みしがち
お ⇒ 音信不通になる~例えば引きこもり等

この項目は終活に限らず、仕事への取組みや再就職、転職の決断等、いろいろな面で共通するべからず集と言えます。

考えるだけでは状況は変わりませんが、考えもしなければ事態は悪化するだけです!

なぜ60代からの終活
なのか?

私が52才で事務所を開業した約10年前は、「しゅうかつと」言えば「就活」でした。ワード検索を行っても「終活」は全くヒットしませんでした。

それが2022年現在、「終活」は日常会話や新聞・雑誌でごく普通に扱われています。

同様に、「遺言」「相続」「お墓」という言葉も、特に子供の側からは親には言えないNGワードとして扱われていましたが、これも今や親の側から口にするまでになりました。

なぜ60代から終活なのか?

多くの場合、結婚していれば子供が30代に達しており、親は80代になる年代です。

そろそろ親の心身にも支障をきたす時期です、相続や実家の問題を双方が健康な状態で協議出来るタイムリミットと言えるでしょう。

加えて自身も60代となれば万が一の場合に遭遇することも想定すべき年齢に達したと言えます。

親と協議する内容を、そっくりそのまま子供との間でも協議を始めるべき時期なのです。

より余裕をもって取り組む為には、「60代までに」自身の終活の備えを始めておく方が適当とも言えます。

あくまでも年齢は一つの目安で、自分が置かれた状況や環境の中で必要を感じたら躊躇なく始めるのが、終活本来の姿ではないでしょうか?

なぜおひとり様の終活
なのか?

さらにここにきて増加の一途を辿る少子化や生涯独身を貫いてきたおひとりさまシニアも避けては通れない終活の課題を背負っているのです。

例えば家族のいる場合であれば遺言や相続についての終活は配偶者や子供、孫の為という大きな理由がありますが、相続人のいないおひとりさまにとって遺言の作成や相続への配慮は絶対に必要なものなのでしょうか?

判断力に不安を覚えた時も、おひとりさまには後見を託せるような親族はいません。任意後見契約を締結しようにも誰が後見人になってくれるかを正常なうちに考えている用意周到な方はどれだけいるでしょうか?

既にこのような不安や問題を意識しているおひとりさまでも、相談できる相手がいない、誰に、どこに相談すればいいかがわからないなどの理由で足踏みを続けているケースは少なくありません。

またひと口に「おひとりさま」と言っても、その内訳は一つには絞れません。ざっとみても以下のような分類が可能です。

おひとり様の分類

1)生涯独身、非婚を貫いてきたシニア
2)死別や離別でおひとり様になったシニア
3)家族や親族と別居中の独居のシニア
4)夫婦2人世帯等のおひとり様予備軍

それぞれの場合によって、先に掲げた問題への対処法や優先順位も変わります。

無論、個々の置かれた環境や背景によっても対処法は変わります。

要は一人一人にあった終活を見出して、備えることが求められるのです。

一般的な終活とは?

さて、一般的な終活として語られる主な課題には以下のものがあります。

一般的な終活

1)入院や入所、介護といった健康面の問題
2)終の棲家をどうするか? 施設、持ち家、賃貸
3)遺言やエンディングノートの作成
4)後見と見守り
   ~ 見守りや成年後見制度について
5)葬儀の仕方や内容、墓じまいや改葬の問題
6)遺産の始末
   ~ 相続、生前贈与、遺贈、寄付・寄贈等
7)生前整理としての断捨離、死後事務の委任

どれも配偶者や家族、親族がいても一筋縄ではいかない問題ですが、これがおひとりさまとなると、すべて自分の判断に委ねられるわけで、より難問となります。

繰り返しになりますが、相続人がいない相続を考える、伝えるべき相続人がいない遺言書やエンディングノートを作成する、決めておく、財産処分や住まいの始末、葬儀の執行等死後の後始末を託す相手を探す…

一朝一夕で片付くとは到底思えない難題ばかりではないでしょうか?

終活についての悩み

さて、いざ終活に取り組む決心がついたとして、では具体的に何をしなくてはいけないか、に続いて直面するのは、以下の問題ではないでしょうか?

終活に直面する問題点

1)準備はいつから始めるべきでしょうか?
2)どこまでやれば終活は完了するでしょうか?
3)自分だけで出来ることは何でしょうか?
4)誰かに相談、委任することは何でしょうか?
5)どこまでを済ませれば終活は完了するでしょうか?

ここまでをすべて一人の力で完遂出来る方は果たしてどのくらいいますでしょう?

自分自身が60代になり「直接の当事者」となった私がこれまで経験してきたあれこれや、これまでの相談実績の中から見出すことが出来た終活への備えについて、このブログを通して、悩める同世代の方に発信していきたいと思います。

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